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「検索にヒットするキーワードを入れましょう」
このようなアドバイスをよく耳にすると思います。
ホームページのSEO対策でも基本中の基本となるテクニックであり、
SNSでもハッシュタグ「#」を用いて活用されています。
もちろんこれは求人広告にも当てはまります。
「事務」「東京」「未経験」「在宅勤務」
これらの人気キーワードは、求人メディアによって
サイト上にランキング形式で掲載されており、
日本最大級の求人検索エンジンとも言われている
Indeedの原稿作成時にも多用されています。
確かに検索目的のキーワードは大切ですが、
必要以上に盛り込んでしまうと広告の質を下げてしまいます。
例えば「音楽」「カフェ」「ゲーム」が人気ならば
「音楽が流れるオフィスです」「元カフェ店員がいます」
「社員が集まってゲーム大会をすることもあります」
こうしたキーワードの使い方は関連する業界ではないことを示しており、
検索した読者の信用を落としかねないので注意が必要です。
話は変わりますが、今回ご紹介するテクニックは、
「検索ヒットを目的としたキーワードの使い方」ではありません。
例を踏まえてご紹介しましょう。
まずは下記をご覧ください。
FA/物流改善/SCM(サプライチェーン・マネジメント)/
CRP/マテリアルハンドリング/物流技術管理士/ABC分析/
需要予測/統計/生産管理・物流管理/戦略物流/POS/
業務最適化/標準化/設備投資/ヒヤリハット/
S&OP(Sales and Operations Planning・販売・業務計画)/
EC/EC物流/オムニチャネル/WMS(倉庫管理システム)/
自動化/3PL(サードパーティー・ロジスティクス)/ノンアセット型
上記キーワードは検索ヒットが目的ではありません。
「S&OP」「WMS」で検索するような方は滅多にいないはず。
しかし物流業界にいらっしゃる方なら、
「ピン」と来たのではないでしょうか。
そう、上記のキーワードは物流企画営業の
募集を目的とした求人広告に記載しています。
これらは検索こそされないものの、業界に属している方が
企画書や社内資料、専用システム、上司との会話、提案書などを通じて
日常茶飯事で目にしている専門用語です。
どの業界でも「普段使っている仕事道具の名前」や
「パソコンソフト」「独特の略語」「専用システムの名前」
「耳にタコの言葉」「目の上のたんこぶの課題」があります。
それらを求人広告に盛り込むことで読者は「ピン」と来るはずです。
「これが分かるのは自分だけだ、自分のことを求めているのだ」と。
そうなってしまえば後はこっちのもの。
読者に自身がターゲットのドストライクだと認識させ応募を促し、
その結果、業界経験者からの応募が増えることで
有効応募率を上げることにもつながっていきます。
もうひとつ例をご紹介しましょう。
続いては下記をご覧ください。
HOPE/WNS/WIS/NEO/TW/FA/RNN/HL/TR/
RB/SM/HR/FM/AS/JOL/1Q・2Q・3Q・4Q/
Sコード/SR/A6/FA3/N5/ライト/せきらら/
オウンドパック/アイプラス/応募受ける君/
MISOSHIRU/みんネク/MUST・WANT/AIDMSA/
エンジニアリングフロー/枠商品/送り/現S
このキーワードを見て「ピン」と来るのは
私たちのようなリクルート求人広告代理店の勤務経験者です。
分かりづらい例ですが、これを読んでいる
当社の社員、同業の方は「ピン」と来ていると断言できます。
案外見落としがちな次世代の求人キーワード。
このテクニックはどの業種でも応用可能です。
皆さんの会社・仕事の中にも眠っているはずです。
普段業務で使っているシステム名は何ですか?
略語になっている業界共通言語は何ですか?
取り組んでいることを四文字熟語にすると?
同僚と会話している時、頻繁に出てくる言葉は?
募集を行う職種の、まさに現場の最前線にいる方が
一番詳しい貴重な情報を握っています。
ぜひ一度、聞いて、それを洗い出してみて、
求人広告に盛り込んでみてはいかがでしょうか。
劇的な効果改善につながるかもしれませんよ。
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