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広告主様よりご質問いただく内容です。
この場合は、「分かりません」「今はすべて使うべき」とお答えしています。
とても投げやりな答えのようですが、今はそれがベターであると考えます。
その理由をご説明致します。
2019年初頭までは、Googleで採用・求人関連を検索すると、
1位~10位までIndeedドメインが半分以上を占めていました。
そのため、Indeedへの流入がとてつもなく多かったのです。
しかしGoogleの仕様変更により、検索結果の1ページ目には
同ドメインは2つまでとなりました。(※1)
このような仕様変更があると、何が起こるでしょうか。
ここから競合サイトの追い上げが始まります。
いままで2ページ目にあった新たなアグリゲーションサイトが
1ページ目に登場することになります。
それは、カカクコムが運営する「求人ボックス」および
Zホールディングスとビズリーチの合弁事業会社が運営する「スタンバイ」です。
当初こそ関心度の低かった二つのアグリゲーションサイトですが、
Googleのこの仕様変更により、急速に注目されるようになりました。
弊社でも広告主様のアクセス解析を確認すると、流入元として
「求人ボックス」「スタンバイ」「Yahoo!しごと検索」が含まれるようになりました。
では、Googleでの実際の検索結果を見てみましょう。
「看護師 青森 採用」
1位: Indeed
2位: Indeed
3位: マイナビ看護
4位: ハローワーク
5位: 求人ボックス
6位: ジョブメドレー
7位: スタンバイ
8位: ハローワーク
「看護師 札幌 採用」
1位: 看護roo!
2位: Indeed
3位: 求人ボックス
4位: マイナビ看護
5位: MC-ナースネット
6位: ハローワーク
7位: スタンバイ
8位: ナースJJ
「看護師 栃木 採用」
1位: マイナビ看護師
2位: ジョブメドレー
3位: Indeed
4位: 看護roo!
5位: 求人ボックス
6位: 求人ボックス
7位: ハローワーク
8位: スタンバイ
「看護師 山口 採用」
1位: ジョブメドレー
2位: マイナビ看護
3位: Indeed
4位: 求人ボックス
5位: ハローワーク
6位: ハローワーク
7位: スタンバイ
8位: 看護roo!
※検索日:2020年10月2日(金)
都道府県によってどのアグリゲーションサイトが良いということはありません。
職種や雇用形態、条件を加えると順番は変わってきます。
そして、検索順位も日々変わっていきます。
そのため、今はどれかひとつの媒体に絞って集中するのではなく、
すべてのアグリゲーションサイトを使った方が良いというのが答えです。
ひとつのサイトに集中するという考えももちろん大切ですが、
現在のトレンドでは、分散して網を張るという考え方も重要なのです。
「すべて使うべき」というのが、今の答えです。
250701
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■参考サイト
(※1)
https://www.suzukikenichi.com/blog/google-will-show-no-more-two-results-from-same-site-to-proved-more-diversity/
投稿日:2019年6月10日 by Kenichi Suzuki
「同一サイトからのページを2件までに制限するようにGoogleが検索結果の仕様を変更、多様性を高めるため」
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