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コラム

知っておくべき「新しい面接様式」とは?面接時に気を付けるべき3つのポイント。

「新しい生活様式」が一般的な言葉になって、早数か月。
求人広告を掲載した時の応募数が、コロナ以前とは比較にならないほど増加していると感じる人事担当者様も多いことでしょう。今年1・2月と比較し、8月の1求人への応募数はなんと1.5~3倍です。

今回は、このような状況下で増えているであろう、
求職者との面接における3つのポイントをご紹介します。

 


<その1>どれだけ自社を知ってもらえるかを工夫する。


「週2・3日勤務より、フルタイム希望の方が増えた」
そう語る人事担当者様が多くいらっしゃいます。
求職者の思考は日々変化しており、面接時に確認する項目として「勤務日数」「勤務時間帯」「勤務時間数」などを挙げる方が相変わらず多い一方、「会社の理念・ビジョン」「教育・研修制度の有無」などを気にかける求職者が増えてきたというデータがあります。

世の中が不安定な時期に、安定を求める求職者が増えるのは当然のこと。
多くの時間を過ごす企業が「自分に合っているのか」「長く続けることはできるのか」といった、
求職者の不安を解消できるような面接フォローが求められています。

また、求職者の90%以上がWebで仕事を探していますが、その過半数が事前に企業ホームページを確認しています。自社HPが存在していることはもちろん、採用要件だけでなく会社のビジョンを詳しく掲載することも必要です。

 


<その2>Web面接の導入。


求職者の年齢層によっては、Web面接を希望されることもあります。
コロナ以前では面接手法の選択肢に全く含まれていなかったオンライン面接ですが、リクルートキャリアのオンライン面接導入調査(3月末時点)で回答した1,030社のうち、約30%の企業が「導入済み」または「導入が決定している」と答えました。
調査から半年以上が経過していることを踏まえると、オンライン面接を導入する企業はさらに増加していると考えるのが自然でしょう。

 

導入理由として挙げられた回答のうち30%以上を占めたものは、次の6つでした。

「自社と離れた地域・場所に住む応募者と面接をするため」61.4%
「面接場所の確保や案内などの時間を効率化するため」55.5%
「応募者の移動時間や交通費を削減してもらうため」46.4%
「応募者と日程調整がしやすいため」39.0%
「より多くの面接枠を確保するため」34.5%
「災害や有事でも面接を滞りなく進めるため」34.3%
(※1)

 

オンラインの醍醐味である“離れた地域の方と面接できる”ことはもちろん、“業務効率化”のために導入した企業が多いことを考えると、新型コロナウイルスなどは関係なく、企業・求職者ともに時短ができる環境を整えていることが分かります。

何事も、初めてのことに不安はつきもの。導入する企業だけでなく、応募者側もWeb面接には不安な点が多いようです。その不安とは大きく分けて、事前対応・トラブル対応・フィードバックの3つ。

応募者にとって不安が解消されたと感じた事前対応の一例は、
「もし途中でつながらなくなった場合は企業側から電話をする、という旨のお知らせがあり安心した」
「通信環境に不安がある場合は事前に練習ができて嬉しかった」
「通信が切断された場合でも選考結果には影響がない旨を伝えてくれた」
などがありました。通常でも緊張する面接では、わずかな不安も払拭される対応が望まれます。

トラブル対応では、
聞こえづらい場合は遠慮なく聞き直してくれと伝えてくれた」
「通信不良が起きたときは再度面接の時間を設けてくれた」
などの意見がありました。

また、フィードバックに対する声は、
「面接終了後に、どのような印象を受けたかをその場で教えてくれた」
「面接官が、良いと思った点と直した方が良い点を、
面接終了後に伝えてくれてとても助かった」
などがありました。

オンライン面接では、直接対面による会話と比較して良くも悪くも印象が変わってしまうものです。
応募者にはぜひフィードバックを行い、面接官であればご自身の面接での印象を社内で確認しあうなどの工夫が必要かもしれません。

 


<その3>やはり大切なのは、面接の事前準備。


応募数が多く面接の機会が増えている今、聞くべきこと・話すべきことの整理に加え、社内の採用基準に沿った選考を行い、長期で勤務できる人材を採用することが大切です。
以下のポイントをもとに、ぜひ面接シートを作成してください。


・分かりやすい選考基準を用意する

「職務経歴」だけでなく、職務中に何を考えながら就業していたのか、どのようなPDCAを回していたのかなど、面接官によって聞き方が変わる部分まで、シートに記載しておきましょう。

・不採用通知は伝え方に気を付ける

求人広告の内容にそぐわない不採用理由はNGです。
たとえば、「週2日~OK」と記載があったにも関わらず、「週5日働ける人でないと採用しない」といった断り方では、企業イメージの低下につながる恐れがあります。
不採用者に詳しい不採用理由を告げる必要はありません。
真摯に選考を行った結果が不採用であると伝え、理由を尋ねられた際には
「弊社の採用基準に準じた最終選考結果です」
「申し訳ありませんが、弊社では選考に関する内容は非公開としています」
などと返答することが良いでしょう。

 

以上、面接時のポイントは参考になりましたでしょうか。
2020年も後半に突入した今、求人数はさらに増えていくことでしょう。
その中で、「新しい面接様式」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

<参考URL>

(※1)株式会社リクルートキャリア:プレスリリース 2020年4月24日
「【訂正版】採用担当者に聞いたオンライン面接導入の現状 3月末時点「導入済」は約20% 中途採用計画を上回った企業と下回った企業では 導入率に16ポイントの差」
https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2020/200424-02/

 

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