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「モノ」から「コト」へと消費ニーズが変化する現代。 そんな中、変化する学生の視点やインターンの形とは。

現在の有事による影響を受け、22年新卒の就活・採用活動を取りやめる大手企業も増えています。
このような状況下で、企業側ではWEBインターンの実施に切り替えるなど様々な工夫が行われていますが、一方の学生側でも、インターンシップに対して様々な視点において変化が出ているようです。

 

企業が行う「WEBでのインターンシップ」には、大きな課題も。


マイナビにて行われている、「2020年卒大学生 インターンシップ・就職活動準備実態調査(9月)」のアンケート内容では、インターンへの応募経験がある学生は9割を維持。より厳しい状況になる学生にとって、インターンへの関心は高まり続けています。

しかし、新型コロナウイルスの影響によりWEBに切り替えられたインターンへの満足度は低く、
「満足できた」と回答した学生は

・【WEB】のインターンシップに参加した学生…35.2%
・【対面】のインターンシップに参加した学生…72.3%

となっています。このように、今後のインターンの内容では、企業側の工夫や改善が求められることになりそうです。

 

ポイントは、学生が求める「体験型インターン」をいかに実現できるか。


学生は、業務を疑似的に体験する「ロールプレイング型」や実務と同等の課題やタスクに取り組む「シミュレーション型」など、体験できるカリキュラムを求めていますが、その一方で、企業はリモートワークなどの影響で思うように実施できないのが現状です。しかしこうした状況下でも、学生からの声をピックアップすると工夫できるポイントは多くあります。

 

*WEB形式で行う際も、説明や座学だけでなくグループワークを実施する。
*代表や採用担当からの説明だけでなく、他職種の先輩達への質疑応答時間を確保する。
*LIVE動画などを使用し、実際の職場見学時間を確保する。

 

WebやSNSが進化し、オンラインでのコミュニケーションが当たり前になった昨今だからこそ、オフラインでのコミュニケーションやリアルな声が求められているのかもしれません。
しかしながら、学生が求める「コト」=体験型インターンは、たとえ遠隔で対面でなくても工夫をこらせば実現できるのではないでしょうか。

 

<参考URL>
株式会社マイナビ 調査・データ:2020年10月14日
「マイナビ 2022年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(9月)」
https://saponet.mynavi.jp/release/student/is-katsudojunbi/202209_is/

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