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女性活用や働き方改革がうたわれるマーケットでの工夫やポイントとは。

「女性の採用に力を入れたい」

「未経験で良いから女性営業を採用したい」

「女性の離職率を減らしたい」

企業からこのような声が増していく中、2019年には女性活躍推進法が改正され、就労人口の減少による影響や働き方改革など著しく変化を続けている現在の求人マーケット。最近では、女性採用についてご相談いただく機会も多くなってきました。

実際に、法改正を目前に控えた2018年の調査では、女性社員の活躍・定着に取り組んでいる企業は52%、従業員数301名以上の企業では66%となっています。(※1)

こうした中、今回は女性採用だけでなく求人募集する上で改善点に繋がるポイントをまとめました。

 

女性ならではの転職理由とは何か。


男女別の転職理由ランキングでは、男女共に「ほかにやりたい仕事がある」が1位となりますが、女性7位「土日祝日に休みたい」や9位の「家庭環境の変化によるため」、10位の「女性が働きにくい環境であることが不満」といったライフイベントを背景にした女性ならではの転職理由も多くみられます。(※2)

 

女性採用時の原稿表記でのポイント


上記の転職理由にも挙げられていたのが“ライフイベント”です。結婚・出産をしても「働き続けたい女性」は87%と、将来を見据えた転職活動を行う女性は多数いるため、長く働き続けられる環境をイメージできるような文言をプラスすることが大切です。(※3)

 

・通常よりもより細かく職場環境や組織環境の事を伝える

子育てや介護など、家庭の都合によって時間にシビアになっている女性は多いのではないかと思います。そんなターゲットへ向けて、≪有給休暇/午前休・午後休など細分化して取得が可能なため平日の学校行事の場合も調整可能≫≪育児休暇/2020年度には●名の社員が取得しました≫など、仕事と家庭の両立をイメージできる一言を追加するのも効果的です。

・仕事内容も時間軸で詳細が伝わりやすいように表記

業務内容だけでなく、下記のように勤務開始時間や休憩の取り方、退社時間など、1日の時間割を例に挙げることで自身の働き方のイメージがつきやすくなるため、女性へのアプローチに繋がりやすくなります。

≪勤務例≫
9:50/出社
10:00/朝礼・メールのチェックや事務業務
11:00/社内にて営業活動
12:30/お昼休憩(休憩時間は個人によって調整可能)
13:30/社内にて営業活動
15:00/事務業務
16:30/お客様先訪問
17:30/直帰

 

その他にも、将来を見据えたイメージができることが重要になるため、社内では当たり前と思われている福利厚生の詳細や、記載を省いてしまいがちな休日休暇制度の詳細を表記することが、女性採用のポイントになるかもしれません。

 

<参考URL>
(※1)エン・ジャパン株式会社 ニュースリリース 2018年8月22日
「企業の女性活躍推進実態調査2018 」
https://corp.en-japan.com/newsrelease/2018/14615.html

(※2)パーソルキャリア株式会社 転職サイトdoda 2018年5月24日
「転職理由ランキング2018<男女別>」
https://doda.jp/guide/reason/2018/003.html

(※3)エン・ジャパン株式会社 ニュースリリース 2019年2月12日
「女性が長く働ける職場環境の特徴は、 充実した制度整備よりも、周囲の理解があること。 」
https://corp.en-japan.com/newsrelease/2019/16249.html

 

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