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面接のドタキャンや連絡の不通。 これらが起こってしまう理由と、その対策は?

「連絡もなく、約束の時間になっても面接に来ない…」
「直前になって面接日程変更の連絡が来た」

面接に関するこれらのトラブルは、アルバイト採用に限らず正社員採用でもあり得ること。辞退理由が分からないため対策がとりづらい、といった声を採用担当の方から多くいただきます。

エン・ジャパン株式会社が行ったアンケート調査によると、直近1年以内の中途採用において、86%もの企業が実際に「選考辞退がある」と回答しています。中でも面接前日・当日に辞退されることが多く、その大半が応募者からの連絡がないとのことです。

「すっぽかすような人材を採用しなくてよかった」「約束を守れない人と一緒に仕事はできない」と、プラスに捉えている採用担当者もいるようですが、もはや“諦めている”という担当者も少なくないようです。

一方、求職者はどんな心境や思考で面接を辞退・ドタキャンしているのでしょうか。
回答の多かった”ドタキャン理由”としては、以下のものがあげられています。

1・「体調が悪かった・不測の事態が起きたため」…40%
2・「ネット上でよくない評判や噂をみた」…22%
3・「他社で内定をもらった」…19%
4・「面接前に再考し、仕事内容や条件が希望と異なると判断した」…17%

1や3に関しては企業側での回避は難しいのですが、2・4に関しては企業の対応策次第で解決できます。

 

ドタキャンや辞退減少に向けた求人広告の表記ポイント。


・まずは自社が口コミサイトでどのような評価を受けているのか確認する。
・良い部分だけでなく、仕事の厳しい部分や業界・企業の課題に上がっている点を、解決策と合わせて広告内に表記する。
・残業時間などは「ほぼなし」などあいまいな表記ではなく、「●時間/月程度」「繁忙期は●時間/月程度」など、数字で明確に表記する。
・面接設定時に事前質問がないかどうかを確認し、可能な限り事前に回答を行う。

 

「ネット上でよくない評判や噂をみた」など、ネット上にある自社が公表していない信憑性が不明な情報に影響されてしまう理由は、求職者の情報不足による不安感によるものです。そこで、求人広告内に事実ベースで信憑性が高い情報を表記することにより、口コミサイトへの流出などの防止策となります。

また、「面接前に再考し、仕事内容や条件が希望と異なると判断した」という点についても、求人広告の情報量や表記規定などにより伝えきれない詳細情報(給与など)をきちんと説明することで、回避することができます。

このように、少しの工夫で求職者の辞退率低下を図ることができるので、ぜひ確認し、取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

<参考URL>
エン・ジャパン株式会社 人事のミカタ 2019年10月2日
「辞退の心理 [増補改訂版]」
https://partners.en-japan.com/special/jitainosinri/

 

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