■福岡県の月間求人件数（雇用形態は全て）
・2019年１１月　359,582件
・2019年１２月　441,393件
・2020年　１月　365,394件
・2020年　２月　378,547件
・2020年　３月　457,479件
・2020年　４月　276,901件
・2020年　５月　185,783件
・2020年　６月　234,292件
・2020年　７月　207,455件
・2020年　８月　271,674件
・2020年　９月　235,044件
・2020年１０月　250,677件
・2020年１１月　356,814件
・2020年１２月　300,059件
・2021年１月　 305,507件

直近1年間の求人件数を見ますと、5月を底として6月以降は徐々に増加傾向となり、11月にはほぼ前年並に戻っています。

ですが、12月の求人件数は対前年67.9％、1月は対前年83.6％となっています。
12月はコロナの第3波、そして福岡は、1月8日から二度目の緊急事態宣言の対象エリアとなっており、その影響も出ているとものと考えられます。

1月の前年比で、下がり幅の大きさを職種毎で見ると以下の通りです。

・ファッション/アパレル/インテリア…26.7％
・ホテル/旅館/ブライダル…31.19
・アミューズメント…43.1％
・映像/イベント/芸能/キャンペーン…44.0％
・飲食/フード…49.3％

コロナ禍の外出自粛などの影響で「アパレル」「ホテル」「飲食」などの求人件数が大きく減少しています。

逆に、1月の前年比で伸ばしている業種は以下の通りです。

・建設/土木/エネルギー…143.4％
・クリエイティブ（Web系）…141.6％
・製造/工場/化学/食品…139.7％
・医療/医薬/福祉…130.4％
・ITエンジニア/IT系専門職…125.6％

上記のように、
①コロナ禍においても必要なもの②コロナ禍だからこそ必要なもの
という業種・職種が掲載件数を伸ばしています。

また、福岡と他の都市圏との違いとして、天神・博多エリアでの大規模な再開発があります。

1つ目は「天神ビッグバン」です。
天神ビッグバンとは、「福岡市の天神地区で、アジアの拠点としての役割・機能を高め、新たな空間と雇用を創出するプロジェクト」です。

対象範囲のイメージは、天神交差点から半径約500m（約80ha）、数値目標としては「2024年までの10年の間に30棟の民間ビルの建て替えを誘導し、新たな空間と雇用を創出する」とあります。（当初は2024年末までとしていましたが、新型コロナウイルスなどの影響で2年延長し、2026年末までとなっています）

2つ目は「博多コネクティッド」です。
博多コネクティッドとは、「博多駅周辺地区で、博多駅の賑わいと活力をさらに周辺につなげていくプロジェクト」です。JR博多駅を中心とした半径500m（約80ha）エリア内を対象に、積極的な建て替えを進めており、「10年間で20棟の民間ビルの建て替えを誘導」とあります。（2028年まで）

福岡がここまで大規模な再開発を進めるのには、慢性的なオフィス不足とホテル不足にあります。福岡市がグローバル創業・雇用創出特区に指定されたことで、今後は就労人口も増加していくと思われます。

今回は福岡で調べてみましたが、都道府県毎や他の職種・業種でもデータを抽出することが可能です。また、新たなお客様の開拓やマーケット調査などに使える情報も提供できます。興味のある方は、ぜひとも弊社へお問い合わせください。

※データはHRogチャートより抽出

■媒体名が「フロムエー,マイナビバイト,バイトル,タウンワーク,はたらこねっと,エン派遣,リクナビ派遣,とらばーゆ,はたらいく,アルキタ,イーアイデム,DOMO NET,求人ジャーナルネット」のいずれかと一致する
■雇用形態が「正社員」「契約社員」「人材紹介」「派遣」「バイト」「パート」「その他」のいずれかと一致する