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コロナ前/後での人の動きの変化

20204月以降、全世界を未曽有のパンデミックが人々に襲い掛かっています。
生活様式から働き方、価値観までを変えてしまうほどの影響を受けながらみなさん経済活動を続けておられると思います。
その中で、「人材採用」の業界はどのように変化しているか、業界ごとで検証をしてみました。

まずは全業種の合計でマーケット全体を調べました。

求人数と求職者数の推移 (R社:枠得・WEB得/弊社取り扱いデータベースより)

年齢層の変化

応募数 20%アップ 原稿数 44%ダウン
求職者の数よりも原稿数の落ち幅の方が多い結果でした。
年齢層に関しては、コロナ前/コロナ後 で若干上がっているようですが、微差であり、ほぼ変化なしと考えられます。

続いて業種ごとにどのような特徴があるか、見てみましょう。

飲食


求人数と求職者数の推移

年齢層の変化

応募数 77%アップ 原稿数 47%ダウン
原稿数の落ち幅は平均並み。応募数の増加率は平均の3倍以上です。
10代以外が若干の増加。募集店舗に応募が集中している状態です。

事務


求人数と求職者数の推移

年齢層の変化

応募数 16%アップ 原稿数 37%ダウン
応募数・原稿数とも平均よりわずかにゆるやか。20代の応募数が少し増えています。
異業種から20代の応募増が想定されます。

製造


求人数と求職者数の推移

年齢層の変化

応募数 9%ダウン 原稿数 52%ダウン
まさかの応募数ダウン。原稿数もかなり落ち込んでいるので、結果1件当たりの応募数は増えていると思われますが、コロナによる10代・20代の製造業離れが想定されます。

医療


求人数と求職者数の推移

年齢層の変化

応募数 180%アップ 原稿数 9%ダウン
応募数なんと180%アップ。コロナ前の約3倍です。
原稿数はわずか9%ダウン。20代増、3040代減。
完全に異業種から応募者が流入しています。連日の人材不足の報道の影響でしょうか。

販売


求人数と求職者数の推移

年齢層の変化

応募数 53%アップ 原稿数 47%ダウン
応募数・原稿数とも平均よりも高い数値。年齢層は大きな変化はありません。
飲食同様に「この仕事がしたい」という求職者のこだわりが感じられます。

軽作業


求人数と求職者数の推移

年齢層の変化

応募数 14%アップ 原稿数 49%ダウン
平均よりも応募数の増加率が低く、原稿数の落ち幅が大きい。だいぶゆるやかですが製造業と同じ系統の動きです。ブルーカラーはコロナ禍で避けられがちのようです。

 

ドライバー


求人数と求職者数の推移

年齢層の変化

応募数 56%アップ 原稿数 60%ダウン
原稿数は最大の落ち幅。人との接点が少ない業務内容からか、応募数は平均以上。
応募が集中している人気職種と言えるかと思います。

以上、調査結果でした。
要因は色々考えられますが、業種によって人の動きが異なることが分かりました。
もし「この業種も調査して欲しい」などありましたらお気軽にお問い合わせください。

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