職種/業種/時給/エリア/条件・・・など、求人広告を出す前に知っておくべきポイントは複数あります。どの職種をどこのエリアでどんな条件で募集をするのか、予め派遣先企業様・求人会社と擦り合わせを行う必要があります。
例えば、新規の派遣案件が決まり、オーダー人数が大量に入ったとしても目標人員を確保出来なければ意味がありません。メディアを取り扱う出版元や求人会社によって算出方法の違いはありますが、募集の相場を知る方法はあります。
まずは、応募数などの相場を知った上で、求人広告を出しましょう。

② 採用競合を知る

募集をする案件が他の派遣会社とバッティングすることや、近隣の案件と応募者の獲得争いをすることは珍しくありません。
例えば、「飯田橋駅付近の事務スタッフの募集を時給1,400円」で募集する場合、同じく飯田橋駅付近で「時給1600円の事務スタッフ案件」が多数存在していれば勝ち目は少ないでしょう。上記のケースでは時給で採用競合に負けていますが、時給以外にも勤務時間・条件・仕事内容など採用競合と比較すべきポイントは多くあります。
最低限抑えるべきポイントは、採用競合の「時給、条件、件数」です。

下記グラフの通り、新宿区で派遣雇用の事務スタッフ募集は毎週2,000件程度あり、採用競合となり得る企業の時給平均は1,566円です。※グラフはHRogチャートより抽出

●タウンワーク掲載件数推移

●タウンワーク時給推移

さすが新宿区と感じる件数ですが、派遣案件が多いエリアは必然的に掲載件数も多くなり、平均時給も高騰します。採用競合の時給・条件・件数を知り、採用競合に負けない求人広告を出しましょう。

③ 最適な出稿方法を知る

派遣スタッフを集める方法として、思い浮かぶものは何があるでしょうか。
タウンワーク？Indeed（インディード）？はたらこねっと？マイナビバイト？自社サイト？貼り紙？Web広告？ハローワーク？・・・・、選択肢は無限にあります。
ただ、人員確保に必要な予算は無限ではありません。

求人メディアもオウンドメディアもWeb広告も、何らかの広告を出すには掲載費用（もしくは運用費用）などが発生します。
最適な出稿方法を考える上で、派遣業界では応募単価もしくは採用単価などを基準に決めるケースが多いです。

◎応募単価、採用単価とは・・・
(ケース1)費用10万円のタウンワークを掲載して、50件の応募が入った時の応募単価は＜10万円÷50件＝2,000円＞となります。同様に採用が10名決まった時の採用単価は＜10万円÷10名＝1万円＞となります。
(ケース2)Indeed（インディード）で同じく10万円の費用を運用して応募が20件・採用が5名だった場合、応募単価は5,000円で採用単価は2万円となります。

上記の例を比較すればIndeed（インディード）よりもタウンワークの方が応募単価も採用単価も良いと判断できます。最適な出稿方法を知る為には、相場データや商品特性、過去の事例などを知る必要があります。
最適な予算、最適な出稿方法を考えた上で求人広告を出しましょう。

当社では、派遣スタッフ募集において必要なデータや事例が豊富にあり、派遣業界に特化した専属部署も設けております。今回は初級編という事で＜具体的な数値やデータ＞より＜募集をする上で最低限のポイント＞をご説明しました。もちろん、詳細なデータや直近の求人マーケットの動向なども細かくお伝えすることが可能です。
新規で派遣スタッフの募集を検討している企業様、現状の効果などにご不満がある企業様はお気軽にお問い合わせください。

※データはHRogチャートより抽出
■媒体名が「タウンワーク」のいずれかと一致する
■取得日が「2021/02/01」～「2021/03/01」まで
■雇用形態が「派遣」のいずれかと一致する
■職種中分類が「一般事務/オフィスワーク」のいずれかと一致する
■勤務地都道府県が「13:東京都」のいずれかと一致する
■勤務地市区町村が「新宿区」を含む

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