こちらのコラムでは、採用のご担当者様が欲しいデータを毎月定例で発信していきます。求人件数の推移や時給相場の変化を定点観測していくなかで今後の採用にお役にたてましたら幸いです。
データ元：株式会社フロッグ「HRogチャート」より集計

■求人件数

＜2021年3月度　媒体別×全業種掲載件数＞

全求人掲載件数合計は7,525,714件（前年同月比78.8%、前月比133.1%）
前月比で見ると全媒体の掲載件数が大幅増加。最も増加しているのは「タウンワーク」（+720,719件・129.0%）となります。次に「バイトル」（+426,873件・137.7％）となります。

＜2021年3月度　媒体別×飲食業界掲載件数＞

飲食業界での求人掲載件数合計は909,755件（前年同月比43.3%、前月比139.8%）
前月比で見るとすべての媒体が大幅に増加。特に「タウンワーク」(+134,175件・135.0%)は大きく掲載件数を伸ばしています。一部地域での緊急事態宣言解除及び学生の入れ替えニーズがマーケットに影響を与えていると考えられます。

■平均時給

＜2021年3月度　媒体別×全業種平均時給＞

2021年3月の平均時給は1,233円（前年同月比+1円、前月比+49円）
前月比で見ると「マイナビバイト」(-1円)が唯一時給を下げ、その他媒体は微増傾向にあります。前月比、タウンワーク+2円、バイトル+1円、フロムエー+4円。
前年同月比で見ると、全媒体が平均時給を大幅に上げています。前年同月比、タウンワーク+37円、バイトル+50円、マイナビバイト+60円、フロムエー+71円、

＜2021年3月度　媒体別×飲食業界平均時給＞

2021年3月の業界平均時給は996円（前年同月比-21円、前月比+1円）
前月比でみますと、タウンワーク+5円、フロムエー+5円のみ平均時給を上げ、それ以外は-1円となっています。前年同月比ですとすべての媒体が平均時給を下げています。媒体ごとにみると、タウンワーク-18円、バイトル-22円、マイナビバイト-42円、フロムエー-10円、イーアイデム-14円となります。
2月に続き、緊急事態宣言下での時短・休業により、直近の採用の見通しがつかなくなったこと、特に時給の高い居酒屋の掲載が減少しているため、前年同時期の平均時給が下がっていると考えられます。

現在、地域ごとにまん延防止等重点措置の実施・検討が進んでおり、厳しい状況は続いていきますが、今のマーケット状況だからチャレンジできる採用もあります。

是非今後採用をご検討の方や現在採用にお困りの方がいらっしゃいましたら
弊社までお気軽にお問い合わせください。

＜参考資料＞
Hrogフロッグ　2021年4月9日データ抽出

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