media house

コラム

Category

カテゴリ一覧

自社の採用力改善、どこまで取り組めていますか?(採用分析の考え方)。

新型コロナウイルス感染症の影響もあり、社会の動きはわずか数年で大きく変化しました。
しかし、より優秀な人材を獲得したいという企業のニーズはますます高くなっており、企業の人材採用を支援する新たな採用メディアや採用ツールが続々とリリースされています。
特に「採用管理システム(ATS)」は、無料のシステムから有料のシステムまで多種多様な機能を備えたツールが存在しており、応募受付・管理/掲載媒体管理/採用分析など、企業の採用活動効率化を支えており大変便利です。この採用管理システムにより、様々なデータを分析し、可視化が可能になります。

<採用分析に利用する主な項目>

◎コスト/◎利用メディア/◎PV数/◎求人応募数/◎面接数/◎内定数/◎採用数
※上記の項目を踏まえ、定量的に分析することで採用活動のパフォーマンスを計測可能。
例)媒体掲載費用(コスト) ÷ 求人応募数 = 応募単価
媒体掲載費用(コスト) ÷ 採用数 = 採用単価
面接数 ÷ 求人応募数 = 応募面接率
採用数 ÷ 面接数 = 採用率

 

しかし、採用管理システム(ATS)を活用して採用効率を改善させても採用まで至らない、というケースをよく耳にします。それは、応募率・採用率や応募単価・採用単価といった利用メディアのパフォーマンスに紐づく観点への着目が多く、求職者(応募者)の動きや傾向に着目できていないことが要因の一つに挙げられます。

たとえば、数多くの応募はあるが面接設定に繋がらない・連絡が取れないといった場合、「応募者は、自社の求人広告にいつエントリーする傾向があるのか」といった観点で分析すると、受付時間の変更や受付方法を改善するという解決策に至ります。土日や昼休みに応募(エントリー)が入る傾向にあるならば、応募者は現在就業中の可能性が高いと考えられるでしょう。そこで、自社からの連絡は就業時間外に行う、返信メッセージ内に就業中でも調整しやすい面接日程を提示する、などの打ち手を打つことができ、想定する求職者に合ったアプローチで求職者のストレスを軽減することで、自社への応募の優先順位が上がる可能性が生まれるのです。

「求職者(応募者)の動きや傾向」を踏まえた観点を加えることで、より一層の採用分析を実施し、採用効率を改善(採用力強化)することが、自社ならではの採用手法に繋がっていきます。

弊社では、様々な観点から採用力強化に繋げるお手伝いを行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

280406