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有効求人倍率上昇に伴い、応募数の確保は難しくなります。 「すぐできる!応募数アップのための基本対策」

2019年から始まった新型コロナウイルスの影響により、求人マーケットも大きな変遷が見られました。


図1【一般職業紹介状況(職業安定業務統計)より】

 

1で表しているように、20201月(有効求人倍率1.57倍)から求人件数は減少し、有効求人倍率の低下によって1求人に対する応募数は増加しました。(有効求人倍率が最も下がったのは20215月で1.02倍)

 

図2 【HRogチャートより】

 

2021年後半からは求人広告の掲載件数も上昇し(20203月期から20222月時点で約30%アップ※HRogチャート調べ)、有効求人倍率もコロナ以前に戻りつつある(202221.28倍)など、採用難易度が上がっていることが見て取れます。

2022年に入ると、応募数の減少を感じている採用担当者様からご相談を頂く機会が増えてきました。そこで、応募数を増やすための4つの対策についてまとめます。


1)採用対象者が必要としている情報を掲載しているか。

経験の有無や年齢、学生などの属性により、記載すべき情報は変わります。

採用対象を具体的に設定したうえで、対象者にとって優先順位の高い情報を反映し、動機形成を強めることが、応募(アクション)につながります。

◎応募者が持っている不安を払しょくできているか。
◎働くイメージができる広告内容になっているか。

これを意識して、募集情報を記載することが大切です。

 

2)他社との差別化ができているか。

◎求職者は複数の求人広告の中から応募先を選択します。他社とどう違うのか、優位性は何なのかが伝わることが重要です。条件面も重要ですが、商品・サービスの強みや職場の雰囲気、取り組みや働きやすさといった情報も差別化として有効です。

 

3)求める採用条件が適正であるか。

◎採用するうえで絶対に必要なスキル・条件と、できれば培っていてほしいスキル・条件を整理して、採用対象者を広く持つことも時には重要です。資格などの必要条件は外せませんが、入社時点で必須でない条件を外すことで、応募者の幅を広げることができ、応募数アップが期待できます。

 

4)スムーズな応募フローになっているか。

◎履歴書不要や簡易応募、WEB面接の実施など、応募方法を簡略化する企業が増えている中、応募フォームにある多数の質問項目・2回以上の面接に負担や不安を感じる応募者も増えています。採用プロセスを見直し、応募のハードルを下げることも、応募数アップに有効です。


基本的な改善方法になりますが、今後より一層難しくなる採用マーケットでの採用成功の一助になれば幸いです。

 

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