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就労支援員は「福祉」? 飲食のセントラルキッチン調理は「フード」? そのどちらもできる人って採用できるの?

今回は、採用難易度の高い業種の採用課題解決事例をご紹介します。


【顧客業態】
就労支援A型(一般企業に就業が困難な障がいをお持ちの方の継続就労を支援する
具体的には民間企業などから様々な業務を請け負い、完了後納品をする。


【採用予定職種】
就労支援員(利用者の作業を見守り、作業を支援する介護職。資格不問


【課題】
採用難易度が高く、そもそも応募の母数を確保することができない。
相場と比較して給与が月給19万円と安く、これ以上アップさせることは困難。
・無資格でも良いため、これまで様々求人広告媒体を試したが、2もの間採用できず。紹介で入った人材業務とのギャップを感じてしまい定着しない
・支援員が足りずに、責任者が実務に手をとられている。取引先や事業所を拡大したいと思っているが、その戦略を実行するマンパワー不足している


【解決したいこと】
早急な人材採用
・円滑な業務運営


【取り組み1】
・業務分解
実際にどの業務に支援員の手取られているのかを明らかにする。
[狙い]支援員にしかできないことと、それ以外の方でもできることの分解
これにより、採用ターゲットの転換や、イメージと実際の業務のギャップ(障がいのある方の作業を見守る支援と思っていたのに、調理や配達などが多いなど)を防ぐと同時に定着率の向上や早期離職を防ぐ。


【取り組み2】
・採用ターゲットの変更
通常、就労支援事業所は「商品の箱詰め」「仕分け」などの単純作業が中心で、支援員はその作業をする方を見守り、補助をするのが仕事内容だが、この企業は関連性のない「フードデリバリーの調理や配達」請け負っている。

これまでの採用活動では、就労支援員という福祉強い求人広告を掲載すると、調理補助配達があることにギャップを感じ辞退するパターンが多く、一方で調理配達仕事内容を強調すると、福祉職もあることに不満を感じてしまい辞退されてしまう。というジレンマに陥っていた。採用がうまくいかないことが続いた結果、できる限り仕事内容を曖昧にするという誤った求人広告になってしまっていた。

そこで、例え応募数が減ったとしても、1/1を探すような気持ちで、全てをさらけ出し、かつ企業としての独自性や魅力を伝えようと、「はたらいく」への掲載を提案した。


応募3
採用1名(1名で充足)
 
居酒屋でのアルバイト経験をもつ20代男性。
飲食業界で正社員を探していたが、良いと思える企業見つからなかった。飲食駄目なら、資格を取得し、介護など他の業界も検討しないといけないかもしれない。しかし介護大変そうで、どうしようかと思っていた。


今回の求人広告を見た後に、社名検索からHPを見つけ企業を知ることで、介護や福祉業界の中で明るい社風があること、また成長中の企業の勢いを感じた。さらに飲食業においても専門性が必要ではないことから、自身アルバイト経験が活かせるかもしれないと思い、応募に至った

 
 
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