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面接時に履歴書は本当に必要?PART2

以前「面接時に履歴書は本当に必要?」というコラムを書きました。
「履歴書を書く手間」>「その会社に応募して受かりたいという動機」という心理になっているため、履歴書を書くことが億劫となり、面接に来ないということが起こってしまう。
そこで、履歴書の有無を問わず、まず接触(面接・面談)することで会社・仕事の魅力を丁寧に伝え、「履歴書を書く手間」<「その会社に応募して受かりたいという動機」という状態にする。その後に履歴書の提出を求めれば、面接・面談率は向上する。このような内容でした。


ここまでは、一理あると感じていただけると思います。クライアントにこの提案をすると、「面接・面談という初回接触を持つことはいいが、手元に何もない状態で、どうやって面接・面談を進めればよいのか」という問題が浮上します。


そこで今回は、中途採用メディアを活用する場合の解決策をご提示します。
弊社で取り扱うリクナビNEXTを含む多くの中途採用メディアは、求職者に自身のレジュメ(履歴書や職務経歴書と同等の内容)を事前登録してもらいます。このレジュメをもとに求人のマッチングが行われ、企業からDMが届くため、多くの求職者は自身のレジュメを入念に記載・登録します。このレジュメは、応募があった際は企業側で内容のすべてを確認することが可能です。もちろん印刷もできるため、初回接触時の簡易的な履歴書・職務経歴書としては十分な内容といえます。
中途メディアによっては、レジュメ内容に写真情報や性別・本籍の記載箇所がない場合もあります。現在では経済産業省の提唱するダイバシティ経営の流れを受け、企業によっては紙の履歴書でも写真情報や性別・本籍の記載をさせないというケースも増えてきており、特に新卒採用でその傾向が顕著です。


これまでは、中途採用メディアのレジュメ情報は、ネット応募時の書類選考情報としてのみ活用していたと思いますが、初回接触時の簡易履歴書・職務経歴として、活用してはいかがでしょうか。

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