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2022.10.05

「経営者が経営の業務に専念できない……」 その課題を解決するにはどうすればいい?

小規模だからこそ、スタッフ1人1人が色々な役割を担っている(or担わざるを得ない)状態になっていませんか?

時には社長が現場に入る……なんて事態も。

この状態が進めば、経営者が「経営」に費やす時間が確保できなくなります。

そんな状態を解決する方法として有効なのはやはり「採用」です。

 

今回はそんな課題を解決した事例を1つご紹介します。

 

【顧客業態】

フィットネスを主軸に置いたデイサービス介護事業所をFCとして1店舗経営。

昨年5月にオープン。現在、社長、共同経営者、社員1名、パート3名で運営。

 

【採用予定職種】

現在、業務的には充足しているため採用は考えていない。

 

【課題】

業務としては現在の人員で足りてはいるが、しいて言えば、社長と共同経営者がともに常に現場に入る状況が続いているため、経営に関する業務はその時間外に行うという状態になっている。ビジネスモデル的には複数出店を視野に入れなければいけないが、まだその準備に入れていない。

 

【解決したいこと】

・経営者が経営に関する業務に専念できる状態を作りたい。

 

【取り組み①】

・現場の業務を行う正社員採用を提案

はじめに状況をヒアリングしたところ前述のように業務としては充足していて採用の予定はないとのことだったが、今後の展開を聞いていくうちに実は経営に関する戦略に割く時間がなかなか作れないという状況が分かった。そこで社長が行っている現場業務を代わりに行う正社員の採用を目指した。

 

【取り組み②】

・ターゲットの工夫

介護事業所としての県が定める人員要件は満たしているため、資格者である必要はない。

そこでターゲットを未経験に特化。20~30代前半の男女とした。

 

【取り組み③】

・媒体の工夫。

オープニングでは、将来の施設長候補として有資格者の採用を目指したが、

今回は未経験をターゲットとした。

給与もそれほど高く出せないため「初めて正社員を目指す」層をターゲットとした。

そこで媒体は「はたらいく」を選択。採用単価を抑えることも狙った。

 

【取り組み④】

・共感の接点の設定

介護事業所ではあるが、フィットネスでもある。裏を返せば利用者は「運動する余裕がある」ということ。

そのため入浴や食事の介助などもなく、介護業務の負担は小さい。

かと言って、ガチガチのスポーツジムでもないため、運動の専門的な知識なども不要。

「高齢化社会に貢献するスポーツトレーナー」という位置づけは魅力的に映ると考え、それを最大に活かす原稿を心掛けた。

 

【応募と採用の結果】

掲載4週で応募20件。

応募者の8割が20代(男性と女性は半々)

20代女性を採用。

 

採用された方は、正社員として介護業界で働きたいと思っていたが、無資格で未経験(トレーナーも未経験)であるため、どちらの業界でも正社員として働ける場所がなかった。この求人を見たときに「チャンス!」と思って応募したとのこと。

 

【課題の解決】

この採用によって、社長が現場に入らない(介護業務に直接従事しなくてもよい)状態が生まれた。

具体的に2店めのオープンの計画と、別事業の計画が着々と進んでいる。

 

いかがでしたか?

「自分も入れれば、人員は不足しているわけではない。でも、本当は経営者(または責任者)として

 やりたいことorやらなければならないこともあるのに」という気持ちがどこかにありませんでしたか?

その課題は、きっと採用で解決できます。

そのお手伝いをするのが私たちの役割です。

 

まずはみなさまのお話を聞くことから始めたいと思います。

お困りの際はぜひお声かけ下さい。

 

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