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2022.10.07

面接時に履歴書は本当に必要?PART3

以前、

面接時に履歴書は本当に必要?

というコラムを書きました。
その内容を簡単におさらいします。
「履歴書を書く手間」>「企業に応募して受かりたいという動機」
という構造になっているため、履歴書を書くことが億劫になり、面接に来ないということが起こり得ます。
そこで、履歴書の有無を問わず、まず接触(面接・面談)することで会社・仕事の魅力を丁寧に伝え、「履歴書を書く手間」<「企業に応募して受かりたいという動機」
という状態にしておき、その後に履歴書の提出を求めれば、面接・面談率は向上します。
ただし、「初回接触を対面で行う場合、手元に何もない状態でどうやって面接・面談を進めればよいのか」という問題が浮上します。

そこで、主に中途媒体を利用する場合は、応募者が事前に登録しているレジュメを初回接触時の簡易履歴書・職務経歴書として活用してはいかがでしょうか、といった内容でした。


今回は、応募時に詳細なレジュメのないタウンワークなどのパート・アルバイトメディア利用時のケースについてです。

パート・アルバイトメディアの場合も、応募時に任意で職歴などを記入する質問項目を設定可能です。しかし、中途採用ほど志望度の高くないパート・アルバイト採用の場合、応募時に質問項目があると、その時点で離脱が発生する可能性が高まります。

そのため、応募時の質問項目は最低限にする必要があります。


では、どのように面接を行うか。

面接時に、最低限質問したい内容をまとめたシートを1枚用意します。

業務内容により変わると思いますが、主に「名前」「住所」「電話番号」「メールアドレス」といった個人情報、「簡単な職務経歴」「保有資格」「希望勤務日数・曜日・時間(選択式)」になります。

あくまでも面接時に質問をするための簡易的なものであるとお考え下さい。

この内容であれば、5分程で記入できます。

応募者が面接に来た際に、「簡単でいいので、こちらにご記入いただけますか」と依頼をすれば、多くの応募者が何の抵抗もなく記入してくれるはずです。

応募をする際にこの内容を求められると億劫だと感じますが、面接の場では特に抵抗を感じることがないのが不思議なところです。

そして記入されたシートをもとに面接を進めることができます。


結果として、合格・採用であれば、「次回は入社手続きをするので、正式な履歴書(職務経歴書)をお持ちください」と伝えます。

多くの企業様で、入社時の履歴書は必要だと思います。

しかし、どの時点で履歴書の提出を求めるかは、応募状況に合わせて柔軟に対応を変えた方が良いと考えます。

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