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【Indeed解説】クリック単価とは?基本的な仕組みと効果的な対策について

Indeedの重要なポイントの一つであるクリック単価。以前は手動設定することも可能でしたが、今年7月からは手動設定ができなくなり、Indeed側で自動的に単価が調整される仕組みになりました。

今回はクリック単価の基本的な仕組みを解説した上で、クリック単価を抑えつつ効果をあげていくための運用対策をご紹介いたします。


1.クリック課金/クリック単価の仕組み


まず初めに「クリック課金/クリック単価」の基本的な仕組みについて解説します。

Indeedは「クリック課金」という仕組みになっており、その名の通り、自社の求人が求職者にクリックされたときに、クリックされた回数分だけ費用が発生する仕組みとなっています。
その際、1クリックあたりにかかる費用を「クリック単価」といい、1クリックされるごとに、その単価分の費用が消費される仕組みとなっています。
アナリティクス画面で平均クリック単価を確認することができますので、ぜひ一度ご確認ください。
平均クリック単価が500円以上になっている場合は一度運用を見直してみましょう。

また「クリック」の定義に関してですが、下の画像のように、自社の求人がクリックされ、求人の詳細が開かれたタイミングで「1クリック」としてカウントされます。

この仕組みは「見られた時に・見られた分だけ」予算が消費される仕組みとなっているため、仮に予算が15万円だったとして、そのうちの10万円分のクリックがされた時点で採用が決まった場合、残った予算(今回の例だと5万円)をとっておいたり、また別の職種の募集にまわしたりすることが可能です。

掲載型の広告の場合、掲載する初めの段階で予算のすべてが差し引かれ、どれだけ早く採用が決まったとしても、支払った費用が返ってくるということはないため、この点はクリック課金制のメリットの一つであるといえます。

そしてIndeedでは「クリック単価の高い求人が上位表示されやすい」という仕組みになっているのですが、この点には注意が必要です。

次の項ではクリック単価が決まる仕組みについてご紹介します。


2.クリック単価はどう決まる?


前項でおつたえした通り、Indeedではクリック単価の高い求人ほど検索結果の上位に表示されやすくなっています。そしてこのクリック単価は、indeedが自動的に調整し、決定します。

ではどのようなときにクリック単価が上がるのでしょうか。それは「自社の求人がみられていない」時です。

Indeedは基本的に「指定された期間」のうちに「指定された予算」を使い切り、より多くの(ないしは指定された)応募数を獲得しようとします。この時、自社の求人があまりクリックされず、応募数やクリック数、また予算の費消額が少ない場合、Indeedは自社の求人を「検索結果の上位に表示させる」ことで、より多くの求職者の目に留まるようにし、それによりクリック数や応募数を増やそうとします。

そしてこの動きが過剰に働いてしまったときに、クリック単価が極端に高くなってしまうのです。
同じ予算であったとしても、クリック単価が100円か500円かでは、その得られるクリック数には5倍もの差が出てしまいます。得られるクリック数が少ないということは、それだけ応募につながる確率も下がってしまうため、結果的に採用成功につながる確率も下がってしまうのです。

このように書くと、まるでIndeedが悪いかのように聞こえてしまいますが、この「求職者の目に留まりやすくする」という働き自体は間違っていません。
クリック単価が過剰に引き上げられてしまう時、多くの場合は掲載している求人原稿そのものに問題があることがほとんどです。

次の項ではクリック単価を適正値に抑えた上で、より効果的に運用するための対策をご紹介します。


3.採用効果を高めるための効果的な対策3選


【1】求人原稿内のキーワードを増やす
前項で「自社の求人がみられていない時にクリック単価が吊り上げられる」と説明したとおり、まずは自社の求人が求職者に見られるようにしなくてはいけません。

そのための第一歩として、まずは自社の求人を「求職者の検索にヒットするような」ものにする必要があります。
そしてその為の対策が「求職者に検索されやすい人気のキーワード」を、適切に、かつなるべく多く入れるという方法です。

求職者の検索結果に表示されないことには、いくら求人掲載をしていても効果は見込めません。表示回数や応募率でお困りの際はぜひ一度自社の求人内のキーワードの数を見直してみてください。

この「キーワードの追加」に関してはこちらでも解説しております。ぜひご確認ください。

【2】職種名を工夫する

表示回数・クリック率を増やすための対策二つ目は「職種名を工夫する」です。

同じ内容の求人であったとしても、職種名をどう書くかで、クリック数や応募数は大きく変わってきます。
(職種名言い換え例:「コールセンタースタッフ」→案内スタッフ/PRスタッフ/インサイドセールス)

一目みたときに仕事内容やその仕事の魅力が伝わるような職種名であった方が、求職者に選ばれる確率が高くなります。

また、求職者に検索されにくいような職種名は、そもそも検索画面にすら表示されないこともありうるので注意が必要です。

求職者がどのような検索で自社の求人にたどり着くのか、どのような書き方ならわかりやすく、かつ仕事の内容や魅力が伝わるかを考えながら決めることが大切です。

【3】スマートフォンでの見え方を意識する

Indeedでは、ほとんどのユーザーがスマートフォンから求人情報を見ています。その上で気をつけたいのが「自社求人のスマートフォンでの見え方」です。
下の画像はスマートフォンで見た際の検索結果一覧です。スマートフォン画面では、写真
と求人キャッチコピー(下の画像の「新規事業の立ち上げに~」の部分)が表示されるようになっており、一覧で見た際にこの部分があるかないか、また一目で仕事の雰囲気や魅力が伝わるか否かで、クリック数が大きく変わってきます。


4.まとめ


以上がIndeedにおけるクリック単価の基本的な解説になります。
上記の対策をしたうえで、データに基づいてこまめに原稿をメンテナンスしていくことで、クリック単価を抑えつつ、より効果的にIndeedを活用することができます。

またユーザー側でクリック単価を設定できなくなったことにより、気が付かないうちに過剰にクリック単価が高くなってしまうこともあり、これまで以上にデータに基づいた適切な運用が必要となります。

弊社ではデータ分析を駆使した独自の運用や、プロ目線での原稿作成を行っております。
採用にお困りの際や、Indeed運用の見直しを検討される際はぜひ一度ご相談ください。

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