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2022.12.06

【Indeed管理画面解説】自社の求人広告が掲載されない!?確認方法と掲載が止まる原因とは。

Indeedに求人広告を掲載する場合、Indeedの掲載基準に則った記載・運用方法が必要です。

掲載基準に違反した場合、求人広告の掲載が停止されることがあります。

そのため、自社の求人広告が正常に掲載されず、お困りの企業様もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、自社の求人広告の掲載状況を確認する方法と、202211月時点で掲載停止の原因になりうる事項を紹介致します。

【1】求人広告の掲載状況を確認する方法

自社の求人広告の掲載状況は、管理画面・ダッシュボードの「求人」のメニューから確認できます。(下画像赤丸部分をクリックし、下記の画面を表示する)

※代理店をご利用中の場合、管理画面の仕様が上記画像と異なるため、企業様側で「求人」のメニューを見ることはできません。代理店をご利用中の企業様で、自社求人の掲載状況を確認されたい場合は、一度代理店担当者にお問い合わせ下さい。

また、管理画面の開き方は以下の通りです。

【管理画面の開き方】

求人広告の掲載状況は「ステータス」(下画像青丸部分)という列から確認できます。

このステータスには「募集中」「休止中」「審査中(掲載開始直後は一時的にこのステータスになります)」「掲載停止」と4種類あり、このうちの「掲載停止」は、何らかの理由で自社の求人広告が掲載されていない状態です。
「掲載停止」になっている場合は、一度Indeedの最新の掲載基準を確認しましょう。
自社の求人広告や運用の仕方に該当する禁則事項がないかを確認し、該当する事項があった場合は修正し、再度掲載を開始してください。

【2】どういったことが掲載停止の原因になるのか?

次に、それぞれの掲載方法の違いや、それらが採用効果にどのように影響するかについて説明します。
Indeedの掲載基準の詳細はこちらを参照ください。
https://indeed.force.com/employerSupport1/s/topic/0TO1R000000xxOtWAI/policies?language=ja
上記ページのように、掲載停止の原因となる事項は複数ありますが、その中でも特に抵触しているケースが多い事項について紹介します。

1.キーワードを羅列している(キーワードスタッフィング)
掲載停止になる原因の一つ目は「キーワードの羅列」です。
Indeedはキーワードを自由に入力して求人を検索する仕組みであるため、複数種類のキーワードが広告内に含まれるほど、求職者の検索にヒットしやすくなります。
キーワードの羅列(キーワードスタッフィング)は上記の仕組みを利用したもので、下記のように羅列することで、検索のヒット率を高めようとする手法です。
【キーワードスタッフィングの例】
<検索ワード>

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Indeedは、このような記載を「誤解を招きやすく、不正確な検索結果につながる可能性がある」としており、上記のようなキーワードの羅列が含まれる求人広告が掲載停止になるケースが多発しています。

一方で、Indeedは実際の求人広告の内容に即したキーワードを「文章で」広告内に入れることは問題ないとしているため、求人広告を制作する際は、羅列ではなく文章で、かつ実際の求人情報に即した形で盛り込むことが重要です。

2.実際の勤務地とは異なる勤務地設定で求人を掲載している(ロケーションブラスト)
原因の二つ目である、ロケーションブラストの例をご紹介します。

【ロケーションブラストの例】
(例1)東京都にオフィスのある会社が、他の地域の求職者の検索結果にも表示されるよう、オフィスのない北海道や沖縄県に勤務地を設定して求人広告を掲載している場合。

(例2)東京都千代田区にオフィスのある企業が、オフィスはないが通勤可能なエリアとして、東京都中央区に勤務地を設定して求人広告を掲載している場合。

上記のような記載をしている求人広告も、掲載が停止になる恐れがあります。
なお、実際に複数の勤務地がある場合(レストランチェーンや支社など)は、同じ職種の募集であっても、ロケーションブラストとはみなされませんのでご安心ください。

3.同じ求人広告を、高頻度で複数回投稿することで新着化させている(リポスト)
投稿直後の求人広告は、新着の求人情報として求職者の目に留まりやすくなります。
検索結果一覧の画面で、「新着」というマークのある求人広告が該当します。

この仕様を利用したのが、求人広告の新着化(リポスト)です。
これは広告内容が完全に同じ、あるいは広告内容の大部分が同じ求人広告を、常習的に高頻度で再掲載・投稿することで意図的に新着求人とし、求職者に閲覧されやすくする方法です。
Indeedも、業職種などによっては再掲載が避けられない場合があることを認識している旨を公表していますが、こうした事情に関わらず過度な再掲載は掲載停止につながる恐れがあるため、注意が必要です。

過去には、過度な再掲載・新着化としたことで、すべての求人広告が掲載停止となってしまった事例もあります。そのため求人広告を再掲載する場合は、過度に行うのではなく、本当に必要なタイミングに、適切な頻度で行うことが重要です。

4.給与が各都道府県の最低賃金を下回っている
各都道府県の最低賃金を下回る給与が設定されている求人広告は掲載できません。
これは特に最低賃金改定後に起こりやすいケースです。以前から掲載していた求人広告の修正を失念したことにより、古い給与額のまま掲載し続けた結果、掲載停止となる事例で、たびたび発生しています。
最低賃金の改定が行われた際は、求人広告内の設定・記載も忘れずに変更しましょう。

5.年齢・性別・人種を制限・差別する旨の記載が含まれている
年齢・性別・人種などによって雇用を制限する、あるいは差別をする内容が含まれる求人広告は掲載できません。
例外事由などの正当な理由がある場合は上記の限りではありませんが、原則として年齢・性別・人種などで雇用を制限することはできません。

6.スポンサー求人が1日の予算上限に達している
有料掲載している求人広告が表示されない理由の1つとして、「1日の予算上限に達している」ケースがあります。
この場合は、翌日になって1日の予算上限がリセットされるまで、検索結果に表示にされません。このような事態を防ぐためにも、より効果的に求職者に表示されるよう適切な予算設定をすることが重要です。

4.まとめ
以上が、求人広告の掲載状況の確認方法と、Indeedにおける掲載停止の原因になりうる事象の解説になります。
また上記だけでなく、今後のIndeedでの掲載基準の改定に伴い、これまで掲載できていた自社の求人広告が、ある日突然掲載停止になることも考えられます。
こうした事態にならないよう、常に最新の掲載基準を確認するとともに、自社の求人広告が現在もきちんと掲載されているかを確認することが大切です。

弊社では、Indeedでの最新の掲載基準に則った求人広告の制作・運用をはじめ、規約を遵守し、Indeedでの採用効果を最大限にするための制作・運用を行っております。

現在、求人広告がうまく掲載されずお困りの企業様や、今後の採用活動の見直しを検討しておられる企業様は、ぜひ一度ご相談ください。


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